60代のリスキリング・学び

60代の資格勉強の続け方|挫折しないための7つの習慣

「もう続かない…」を卒業しよう

「資格勉強を始めたけれど、続かない…」
「若い頃と違って、集中力が持たない」
「三日坊主ばかりで、自分には無理かもしれない…」

そんな悩みを抱える60代の方は少なくありません。
しかし、60代からの資格勉強は、若い頃とは違う武器と経験を活かせるからこそ、やり方を変えれば必ず続けられます。

人事の立場から多くの社会人の資格取得を見てきて感じるのは、
資格勉強が続く人には共通点がある ということです。


1. 「資格の立ち位置」を最初に決める

最初に一番大切なのは、
「この資格は自分の人生でどう活かせるのか?」 をしっかり考えておくことです。

  • 何のために学ぶのか?
  • 取った後に何に役立つのか?
  • 自分の市場価値を高めたいのか?副業で活かしたいのか?

人によって答えは違っていいのです。
ただ漠然と「資格があれば役立つだろう」と思うだけでは、
本当に忙しくなったときに優先順位が下がってしまいます。

だからこそ、紙に書き出して可視化するのがポイントです。

例:
・定年後も安心して仕事を続ける武器にしたい
・家族に迷惑をかけない収入源を確保したい
・新しい分野に一歩踏み出す自信をつけたい

資格は“目標”ではなく“手段”。
だからこそ、どんな人生にその資格を繋げるのか? を見える化しておきましょう。


2. 「合格」をゴールに逆算する

資格を決めたら、すぐに「合格日から逆算した学習計画」を立てましょう。

人事の私からも断言しますが、
この逆算をせずに「思い立ったときにやる」だけでは、
ほとんどの人が途中で挫折します。

  • 試験日を決める
  • 何カ月で何ページ進めるかスケジュール化する
  • 苦手分野をどの時期に強化するか決める

例えば、
「3カ月後に試験を受ける」と決めたら、月単位・週単位に小さなゴールを設定しておくこと。

人間は「ゴールまであと何をどれくらい進めればいいか」がわかると、不安が減りモチベーションが安定します。


3. 「自分にできる範囲内」に目標を落とす

資格勉強を始めると、
「1日2時間やろう!」「朝と夜で4時間!」と最初は気合が入ります。

でも60代は体調も集中力も、若い頃とは違います。
自分に無理な計画は結局続かず、挫折感だけが残ります。

だからこそ、“自分の生活に無理なく組み込める時間”で学ぶ ことが何より大切です。

・朝の10分だけテキストを読む
・夜寝る前にノートをパラパラ見る
・週末だけまとめて過去問を解く

小さくて良いので、必ず「できる範囲内」に落とし込む習慣をつけましょう。


4. 「勉強仲間」や「目標を宣言する相手」を作る

一人で黙々と続けるのは、思っている以上に大変です。
だからこそ、同じ資格を目指している人と繋がることが大きな力になります。

  • SNSで #資格勉強中 をつけて進捗を投稿する
  • オンライン学習コミュニティに参加する
  • 家族や友人に「○月までに受かる!」と公言する

「誰かが見てくれている」 状況を作るだけでも、
「今日はやめよう」と思った瞬間に思いとどまれます。

私自身も、人事として多くの社会人の挑戦を見てきましたが、
仲間の存在が継続の最大の味方になるのは間違いありません。


5. 「学習カレンダー」をつけて積み上げを“見える化”

学習を習慣化するために、勉強の記録を残すこと は思った以上に効果的です。

  • カレンダーに「勉強した日」に○をつける
  • Studyplusなどの学習管理アプリを使う
  • ノートの最後のページに1日の振り返りを書く

「もう3週間も毎日続いている」
「今日は気分が乗らないけど、ここでやめるのはもったいない」

そんな気持ちを後押ししてくれるのが、積み重ねの可視化です。


6. 「暗記」ではなく「理解」と「慣れ」を重視する

60代の勉強は、若い頃のように丸暗記で覚えるより、
理解を深めて慣れること を意識するほうがずっと効率的です。

  • 全部覚えようとせず、何が重要かを整理する
  • 図解やイメージで理解する
  • 自分の言葉でノートにまとめて説明する練習をする

資格勉強は「全部知っている」ことより「問題に対応できる力」が大事です。
完璧主義を手放して“慣れる力”を増やす と、挫折しにくくなります。


7. 「その資格を活かしてどうするか?」を持ち続ける

最後にもう一度。
資格はゴールではなく、スタート地点です。

資格取得を目標にするだけで終わると、合格した瞬間にモチベーションが切れてしまいます。
「この資格で何をしたいのか」を持ち続けることが大切です。

  • 取った資格で副業にチャレンジする
  • 自分の経験に新しい知識を足して市場価値を上げる
  • 後輩や家族に知識を伝えて役立てる

資格の立ち位置を明確にすることで、
「合格後の自分の姿」が見えて勉強のモチベーションが何倍にもなります。


まとめ|60代の資格勉強は“やり方”と“仲間”が味方

資格取得は、「意志の強さ」だけで乗り切るものではありません。

✅ どんな人生に資格を活かすかを明確にする
✅ ゴールを逆算し、自分のできる範囲で計画を立てる
✅ 仲間と繋がり、積み上げを見える化する
✅ 無理をせず「慣れる力」を高める

この4つが揃えば、60代でも新しい資格に合格し、
「まだまだできる」という自信があなたの人生をもっと自由にしてくれます。

人生経験の深みこそ、学びの最大の武器です。
今日からまた一歩、学びを“自分の生活の一部”にしていきましょう。


✨ あなたは、どんな資格で自分の可能性を広げますか?

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