「年金は働くと減るから、ほどほどに…」
そんなふうに考えていませんか?
実は、65歳以上でも“ある程度しっかり働けるなら”――
副業やアルバイトではなく、正社員として継続的に働いたほうが「手取りベースでは得になる」ケースが多いんです。
今回は、「在職老齢年金」の仕組みと、月収別の年金支給シミュレーションをわかりやすく解説します。
💡 在職老齢年金とは?簡単におさらい
65歳からもらえる老齢厚生年金は、働いて給与(もしくは副業収入)があると「一部停止される」ことがあります。
この制度が「在職老齢年金」です。
- 月収(+年金)の合計が【47万円】を超えると
- 超えた分の半分だけ年金が減額されます
たとえば、
・年金15万円
・給与(副業収入)35万円
だと、合計50万円 → 47万円超過分の3万円の50%=1.5万円が減額されます。
📊 月収別!年金の減額シミュレーション表
以下は、月収0万円〜100万円までを5万円刻みでシミュレーションした一覧です。
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👉 年金はどこまで減って、手取り合計はいくらになる?
(表はこのあとに貼り付けてください:「65歳・副業/就労と年金のシミュレーション(〜月収100万円)」)
✅ 減っても「年金+就労収入の合計」はむしろ増える
たとえ年金が減ったとしても、収入合計(=月収+年金)は必ず増えます。
つまり「もらえる年金を満額キープしながら働く」のではなく、
**「年金が少し減っても、それ以上に稼げばOK」**という考え方が大切です。
👨💼 副業よりも正社員・継続就労のほうが“結果的に得”
65歳以降も、体力やスキルがあって働けるなら、
「副業」「短期パート」よりも、**継続的な就労(正社員や再雇用)**のほうが次の点で有利です。
🎯 メリットまとめ
- ✅ 社会保険がつく(健康保険・厚生年金など)
- ✅ 安定収入が見込める
- ✅ 働いた分だけ年金も将来的に増える
- ✅ 雇用主の信頼・実績を得やすい
- ✅ 職場での仲間・つながりができる
💬 働くことの“お金以外”のメリットもある
「働くのはお金のためだけ」――それも正しいですが、
60代・70代以降は、それだけじゃありません。
- 人と会話する機会が増える
- 頭や体を動かす習慣ができる
- 役割があることで自信が持てる
- 「ありがとう」がもらえる場所がある
年金が減っても、人生は豊かになる。
そんな感覚を持てる人は、長く活き活きとした日々を過ごしています。
📝 まとめ|65歳からの収入は「減らさず」「選んで」得しよう
✅ 年金は働くと減るが、それ以上に稼げば“実質得”
✅ 収入+年金=「合計手取り」で判断すること
✅ 体力・意欲があれば、正社員の継続就労は有力な選択肢
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