60代のキャリア設計・生き方

【60代の“始める力”】新しいことへの一歩を踏み出すには

【60代の“始める力”】新しいことへの一歩を踏み出すには

「やってみたいけど、もう遅いかな…」そんな思いを抱えているあなたへ

  • 今さら新しいことを始めても続かない気がする
  • 人に笑われたらどうしよう
  • 失敗するのが怖い

そんなふうに感じるのは、年齢のせいではなく、真剣に考えているからこそ
でも、実は60代こそ「何かを始めるのに向いている」時期なのです。

この記事では、60代から始めることの意味と、第一歩の踏み出し方をお伝えします。


なぜ60代からの挑戦は価値があるのか?

若い頃の挑戦と違い、60代からの“始める”には落ち着きと意義があります。

▷ 1. 自分のために始められる

  • 誰かに評価されなくてもいい
  • 出世や実績ではなく、「やってみたかった」気持ちを大事にできる

60代の挑戦は、自己満足でいい。だからこそ長く続きます。


▷ 2. 時間のゆとりが「深く楽しむ力」になる

  • 定年後は、自分のペースで動ける貴重な時間
  • 学びも趣味も、「早く成果を出さなきゃ」という焦りがない

この時間の使い方が、人生の満足度を左右します。


▷ 3. 経験があるからこそ“続ける力”がある

若いころに比べて、60代は「感情のブレ」が少なく、目標への集中力も高まりやすい。
失敗しても「人生の一部」として受け入れられる度量もあります。


「やってみたいこと」は、立派じゃなくていい

  • 絵を描いてみたい
  • 孫に自分の昔話を残したい
  • 英語をやり直したい
  • スマホで動画を編集してみたい

どれも立派な「始める理由」です。
人に自慢できなくても、自分が「気になる」と思えるなら、それで十分。


小さな一歩の踏み出し方3つ

① 「今日調べる」だけでOK

  • 気になっている習い事やサークルのHPを見る
  • YouTubeで1本だけ動画を観る
  • 本屋で関連コーナーに立ち寄る

“行動”は、最初から大きくなくていい。
「調べる」は、もう立派なスタートです。


② 一緒に始める仲間をつくらなくてもいい

  • 自分のペースで黙々とやる方が向いている人も多い
  • SNSやYouTubeで「同じことをやっている人」を観察するだけでもモチベーションに

始めることは「孤独」ではなく、「自由」です。


③ 途中でやめてもOKと決めておく

  • 「1カ月だけやってみる」「5回だけ通ってみる」など、期限をつけて試す
  • 合わなければ変えればいい、やめてもいい

始めたことを続けることより、「試してみること」自体に意味があると考えてみてください。


まとめ|始めることは、今の自分を好きになること

60代は、何かを「始める」ことで、
自分自身との新しい関係が始まる時期でもあります。

  • 自分のために始める
  • 小さくていいから動いてみる
  • 続かなくても「やった」という経験が残る

始めることは、決して「若者の特権」ではありません。
むしろ、人生経験を重ねたあなただからこそ、**“深く、豊かに楽しめる”**のです。

どうか、気になっていることをひとつ、今日だけでも調べてみてください。
そこから、新しい扉がゆっくりと開いていくはずです。

RELATED POST