「この先どう生きる?」という問いに、焦らず向き合うために
60歳を過ぎて、時間には余裕ができたけれど、
ふとした瞬間にこんな気持ちになることはありませんか?
- このままでいいのかな?
- 何か始めたいけど、何をしていいか分からない
- 「自由」って、意外と不安かもしれない
そんな気持ちはとても自然なものです。
むしろ、それだけ「これからの時間を大切にしたい」と思っている証拠。
この記事では、「60代からの人生設計」をテーマに、
これからの生き方を“他人軸”ではなく「自分主導」で整えていく方法をお伝えします。
「定年=終わり」ではなく、「再編集のタイミング」
定年退職や子育ての一区切りは、
社会の目から見ると「引退」に見えるかもしれません。
でも実際は——
**「これからをどう生きるか、自分で決められる初めての時期」**とも言えます。
これまで:
- 会社や家族のために頑張る人生(他人主導)
これから:
- 自分の好奇心・価値観・やりたいことに素直になる人生(自分主導)
60代は、まさに「再編集」のスタート地点。
この転換点を意識できるだけでも、人生がガラッと変わります。
【STEP1】まず「手放すこと」を決めてみる
人生設計というと、「何を始めようか」が先に来がちですが、
実は一番大事なのは「何をやめるか」。
- 無理して付き合っていた人間関係
- 時間を奪うだけのルーティン
- 「こうあるべき」という世間体や思い込み
60代からは、「自分を疲れさせるもの」をやめるだけで、驚くほど心が軽くなります。
引き算から始めることが、人生を整える第一歩です。
【STEP2】「1日の気持ちよい時間」を見つける
大きな夢を持たなくても大丈夫。
むしろ、60代からの人生は「1日の満足」が重なることで作られます。
- 朝にゆっくりお茶を飲む時間
- 散歩道にある季節の草花
- 自分のペースで読める本
そういった**「なんでもないけど気持ちいい時間」**を、日常に1つずつ増やしていく。
それが、心地よく暮らす人生設計の基本です。
【STEP3】「やりたいこと」より「気になること」から動く
「やりたいことを見つけよう」と言われるとプレッシャーになりますが、
実は**「気になること」**で十分です。
- ついネットで調べてしまうこと
- 本屋で立ち止まってしまう棚
- 最近なんとなく気になっているあの話題
それは、あなたの中の「小さな芽」。
まずは軽く調べたり、1歩動いてみることで、人生に新しい方向が生まれます。
まとめ|「整える」だけで、人生はもっと自由になる
60代からの人生に必要なのは、
何かを「成し遂げる」ことではなく、自分の暮らしを整えることです。
- 手放すことを決める
- 1日の中に「気持ちいい」を見つける
- 気になることに小さく動いてみる
その積み重ねが、「このままの自分でいい」という安心感に繋がっていきます。
未来を変えるのは、大きな決断ではなく、日々の選び方。
どうか、これからの人生を、あなた自身のリズムで整えてみてください。